2017年
熊本市南区
家具の材質やデザインにこだわる老舗家具店の増改築。
着工寸前に2016年の熊本地震が起きた。設計が出来ていた新店舗の敷地が変わり、急遽設計のやり直しを余儀なくされたが、結果的に良い家具ショップになった。
素敵な家具がたくさんあるので、見ているだけで楽しい
建築概要
家具店
増築部:160.61㎡、既存部:177.89㎡
増築部:木造平屋一部RC造、既存部:木造2階建
歴史ある川尻の町屋の形の敷地を活かした家具ギャラリー
2017年
熊本市南区
家具の材質やデザインにこだわる老舗家具店の増改築。
着工寸前に2016年の熊本地震が起きた。設計が出来ていた新店舗の敷地が変わり、急遽設計のやり直しを余儀なくされたが、結果的に良い家具ショップになった。
素敵な家具がたくさんあるので、見ているだけで楽しい
建築概要
家具店
増築部:160.61㎡、既存部:177.89㎡
増築部:木造平屋一部RC造、既存部:木造2階建
地震前、西側駐車場側に新たなショールームの設計を完了し着工直前だったが、2016年4月に熊本地震が発生した。
既存店舗の南に隣接する建物が被災したため、隣地地主さんから敷地を購入してほしいとの要望があり、急遽設計をやり直した。
ここは歴史ある古い商店街で、増築部分の敷地は間口6.0M奥行33.0Mと東西に長い。(ちなみに既存店舗も同じ奥行きである。)
細長い建物で間口方向に耐震壁を設けると、通りからの入り口をふさぐ形になり、店舗としての魅力は半減するため、細長さを逆に活かす構造の検討が必要だった。
長辺方向にL型のコンクリート擁壁の耐震壁を作り、屋根と反対側の壁は木造で組み、面材で固めるBOX構造とした。
出入口は鉄骨フレームで固めて東西を全面開口とし、店舗としての開放性を実現した。
また増築にともない、既存店舗の耐震性の再検討~補強を行い、東側道路と西側駐車場の高低差(1.2M)を解消した。