2006年
熊本市中央区
慈愛園初の太陽熱空気集熱によるパッシブソーラーの子供ホーム
「今では暖かいのが普通になりました」と指導員さんが笑いました。
家庭的な雰囲気と暖かい部屋で、子どもたちの心も癒されますように。
建築概要
児童養護施設
床面積 サロー:339.52㎡ ミラー:355.25㎡
木造1階
太陽熱空気集熱パッシブソーラー
2つの児童養護施設の建替えです。
慈愛園の子供ホームはパウラス女史の思想により、小舎式の平屋建てです。
平面は2つのウイングを持つコの字型で、食堂、学習室、浴室などは共同で、個室は男女別区画になっています。 どうしても南と北のウイングで日照などの生活環境に差が出るのですが、高窓を作るなどして、北ウイングも快適になる工夫をしました。
太陽熱空気集熱パッシブソーラーを組込んだことで生活の温熱環境を改善でき、夏はお湯取りをする事で、入浴の熱源としても活躍しました。
園内には鉄筋コンクリート造の子供ホームもありますが、エスター、サロー、ミラーの3ホームが木造であることで、子供たちの引越し後の生活が落着いていると喜んでもらえています。