のんびりと、静かに流れる時間を楽しめる住宅です。
2009年 熊本市東区
住宅 木造2階 太陽熱空気集熱パッシブソーラー
南・東に接道している角地で、東道路は交通量が多く、西側にはマンションがある。 南東側に先代が好きだった家庭菜園を作り、それに向かってL型に部屋を連ねるプランとしました。
リビングに続く和室には以前からあった井戸の水を利用した水盤を設けました。この井水は菜園の野菜の水やりや、野菜を洗うのにも使います。 また、熊本市東部のこの地域は2016年の熊本地震で特に揺れの大きかった地域です。 外壁が外張り断熱の通気工法での左官塗り壁仕上となっていますが、地震後見に行くと、壁はヒビも入っておらず綺麗な表情を保っていて、設計で下地に工夫したことが予想以上の結果になっていて、安心すると同時に外壁外断熱のディテールについて技術的な確信を得ました。