2年前90才で亡くなった伯父・田川洋吉の写真集第4集が、今年、家族により自費出版されました。
伯父は仕事の傍らゴルフ(1983年、中央CCクラブチャンピオン)や囲碁(アマ5段)とともに写真にも打ち込み、何事も極める人でした。
病院薬剤師の仕事をしていたことから、「写真は漢方薬の原料となる植物を撮るために始めた」と言っていました。
60歳で定年を迎え、ともに仕事を持つ娘夫婦の子育てを応援するため東京へ移り住んで以降、撮影エリアは関東を中心に福島、新潟、静岡へと広がります。
伯父は目的の野の花を撮るために、開花の場所や時期を綿密に記録し、その近くに暮らす方に連絡先を教えてもらい、開花状況を確認してから撮影に行っていたそうです。
そんな伯父の撮った写真はとても美しいです。
興味を持ってくださる方々に見ても頂ければと、この記事を書いています。
1994年から2002年までに作った3冊の写真集はデジタルブックとして無料公開されており、下記のサイトから見ることができます。
『田川洋吉写真・俳句集デジタルブックサイト』
そして最新の第4集『野の花歳時記』はネット書店で購入することができます。(画像クリック)
最後になりましたが、15年前に伯父と従妹家族が住む家の設計を依頼してもらったのが、HPのWORKSにある(伯父の家)です。
隔週で現場に通った時や、その後も何かにと送ってもらった伯父の手作りの写真パネルは、今も風設計室のあちこちに飾っています。