九州北部豪雨災害により移転・建替えをしたクリニック
2013年 阿蘇市
阿蘇の国道沿いに建つクリニックです。 1階部分は診察関係諸室の診療所、2階は院長室と事務室。 木造で温かみのある雰囲気とパッシブソーラーが、患者さんとクリニックで働く人に好評です
診療所 499.57㎡ 木造2階 太陽熱空気集熱パッシブソーラー
この地域は、高齢家族をお店やクリニックまで自家用車で送迎することが多く、玄関前の庇を伸ばしキャノピーとしました。
待合室は丸太の梁や杉大タルキを現しにした伸びやかな空間とし、タタミ敷きのコーナーは子供やお年寄りが寛げる温かみのある雰囲気にしました。 またコロナ禍での診療も、「ここはパッシブソーラーで常に室内空気を換気しています」と患者さんに伝え、安心してもらえたとのことです。
水害の後に困られた経験から、2階事務室は緊急時の避難スペースにも使えるように住居的な雰囲気にしています。 2階窓からの根子岳を一望できる景観は、四季折々に見事です。