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フードバレー アグリビジネスセンター

農業の六次産業化(生産+加工+販売)の支援と地域活性化の拠点となる施設

2015年
八代市

フードバレー構想【熊本県南有数の農業生産地の特性を生かし、農業関連産業の集積を図ることで、地域の産業振興と活性化につなげる】のもと行われたプロポーザルコンペで設計者に選定された。
太陽熱集熱システムを導入し、来訪者と職員が過ごしやすく働きやすい室内環境とした。

建築概要
事務棟、研究棟
床面積:1,134.02㎡
事務棟:木造2階建て 研究棟:木造平屋建て

「フードバレー構想」を支える二つの機能を持つビジネスセンターとして計画された。
事務棟は情報発信、意見交換、産業行政交流を行い、研究棟は農産物の高付加価値化へ向けた実験・加工などを行う

県産木材も農産品であるので、木材を活用した木造建築として設計した。
一般流通木材による強固な木組みの工夫を行うと共に事務棟ホール床は圧縮加工杉板30mmを使い、優しさと強度を持たせた。 内外壁や天井にも杉材を現しで使い、県産材の魅力を感じられるようにした。
またここは「い業研究所」内であるので、壁にイグサクロスと畳表をデザイン的に組み込んで八代地域特産のイグサの魅力を取り入れる工夫をした。

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